豊田市の終の棲家:白をベースとした明るい空間のリフォーム
工事期間中に多くの細かい点に現場対応していただいて、工事期間も延長することなく完成しました。施工会社の方たちに感謝です。クライアントの満足度は100パーセントを超えていました。想像を超えた出来ばえで、間取りを変えない今回のリフォームで、設計士やインテリアコーディネーターが入るのはと思いましたが、喜んでいただけて何よりです。
「白をベースとした明るい空間」がテーマで、新築であれば難しくはないのですが、リフォームですと中々の難題ではあります。お部屋にはどうしても既存のものもありますので、それをいかにすっきりと納めるか・・・、でした。例えば、ドアやドア枠です。床まで新しくしたいということでしたが、ドアや窓までとなると予算が上がってしまうばかりです。造り付けの家具も既存のままです。全体的に調和をとりつつ、すっきりとするように努めました。
キッチンや洗面もメーカーのものは、シンプルなものが希望であればデザイン性もこの十数年で良くなっていますし、機能や収納もとても考えられています。クライアントが使い出して、キッチンの収納量に感心していました。収納するのが楽しくなったともおっしゃっていました。
最近の「白」は、以前でいう「真っ白」を使うことも多くなりました。「真っ白」にすることにより、お部屋はとても明るくなります。これから終の棲家として歳を重ねながら暮らしていくのに、「明るい」は必須だと私は考えます。
玄関も同じく「真っ白」のクロスにしたことと、床も以前より明るめの木目にされたことで明るくなりました。シンプルにされたことで、今後、何を飾っても合わせることができます。
白をベースとしたので、洗面も白にし、カウンターが広くなり、以前より広い洗面室に感じるとのことでした。独立した子供たちが家族を連れて泊まっても十分にゆったりとしていただけそうです。
お風呂は、ご主人が選んだ色で優しいベージュ系です。断熱材をしっかり入れましたので寒い季節に実感していただけたらと思います。
最近は、私はたくさん勉強する機会があり、一般的には50代以降を第2ステージ、もしくはセカンドライフなどと呼ばれていますが、どう生きていくか、少し自分の意識を変えて暮らしていくかによって違ってきますと、改めて学びました。50代以降、暮らしていく家を考えられる方が多く、私たちもその年代ですので、一緒にいいモノをつくっていきたいと思います。
ーAー