家づくり・建築づくり
稲沢市のマンションの配筋検査
遅れていた愛知県稲沢市のマンションの工事がやっと始まり、配筋検査です。
全ての基礎、地中梁、柱の配筋検査をしました。
一部、増し打ちの配筋の是正をお願いしました。
そして、「かぶり」の厚さ50ミリの必要なことの確認をし、
こちらも一部とれていないことの是正をお願いをしました。
ここで、「かぶり」について説明します。
鉄筋コンクリートは、引っ張り側で鉄筋が働き、圧縮側でコンクリートが働いて、
ヤング係数が近いことにより共存します(同じように働きます)。
その中でも鉄筋は酸化により錆びるし、熱にも弱いです。
それを補うために、コンクリートで鉄筋を囲って成り立っています。
その囲った寸法を「かぶり」と言い、
その「かぶり」の厚みの数値をしっかり管理しないと耐久性に劣る建物になります。
今回は基礎であるため、数値は50ミリとなります。
話を戻します。
最後に、スリーブ間の離れの近いところの遠隔距離の確保をお願いしました。
全ての是正確認後、今週土曜日にコンクリート打ちの予定となっています。
配筋検査は、建物の耐久性向上につながっています。
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