ぶらり建築
うだつの上がる町並み(美濃市)を散策1
週末、天気が良かったので、急に美濃市の「うだつの上がる町並み」に行ってきました。
出発が遅かったので着いたのは3時過ぎで、晴れから曇りになっていましたが、
散策するにはちょうどいい天気です。
和紙で有名なここら辺は江戸時代の商人の町だったそうで、江戸から明治時代の商家が並んでます。
風情があり、歩いているだけでも楽しいです。
「旧今井家」は入館料300円で中を見れますが、
時間もないので今回は見送りました。
招き猫もかわいかったです。
「うだつの上がる町並み」の「うだつ」とは、
屋根の両端を一段高くして火災の類焼きを防ぐために造られた防火壁のことだそうで、
裕福な家しか「うだつ」を造ることができなかったため、
庶民の願望から「うだつを上げる、うだつが上がらない」の言葉もできたそうです。
屋根の上に見える、 これが「うだつ」です。
とっても雰囲気があり、思わず入った「紙遊」(しゆう)さんです。
店の奥の路地裏が、とっても素敵にリノベーションされてました。
ギャラリーがあったり、手ぬぐいのコーナーも見て楽しいです。
「紙遊」さんは何ともほっとする空間で、和紙のはがきやそえぶみ箋を買いました。
最近はラインばかりで、筆不精どころではないのですが・・・、是非、使いたいと思います。
たくさん写真もあり、「うだつの上がる町並み」で入ったカフェがとっても素敵でしたので、
次回にご紹介したい思います。
小笠原資料館 -飯田市ー
天気も良さそうだし、どこかに行こうかと思い、
何となく妹島和世さん設計の小笠原資料館へ行ってきました。
さすがにもう出来てから時間も経っているので、
たまにちらほらと人がいるだけで見学者は少なかったです。
不規則にうねるガラス張りの外壁は、大変な数の模型を製作し検討されたと聞いてますが、
書院との対比でしょうか・・・、しっくりとしています。
ただどうしてもすっきり納めてあるので汚れが気になりますが、
ガラスのMPGはきれいなままでした。
すべてを6本の柱で2階に持ち上げてスロープでのアプローチとなっています。
内部は緩やかな曲線を少し感じる程度で、いい感じです。
中に入るとホールから書院を一望できるように窓が切りとられています。
黒と白を部屋ごとに、床、壁、天井と変えて分節を明確にしています。
あまりにも人がいないので閉館しているかと思ってしまいました。
せっかくの建物が少し淋しげです。